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2025/11/10 12:02
秋冬の着物コーデで迷いがちな「羽織」と「道行」の違いを着物スタイリストが解説。
羽織はジャケット感覚で室内OK・帯を見せて楽しむ、道行はコート感覚で防寒・室内では脱ぐ。
初心者さん向けにTPOと選び方をやさしくまとめました。
着物初心者さんにわかる!羽織と道行の違いをスタイリストが解説

秋冬になると欠かせないきものアイテム「羽織」と「道行」。
どちらも着物の上に羽織るものですが、デザインが違うだけでなく、用途やTPOが少し違います。
今回は、着物スタイリストが写真付きで着物初心者さんにもわかりやすく、記憶に残りやすく解説します。
コーデ選びの参考に、ぜひチェックしてみてくださいね。
羽織とは?

羽織は、洋服でいうジャケットのような存在です。
室内外どちらでも着られ、前帯部分を見せてコーディネートを楽しめます。
実は、帯結びが上手くいかなかったときのお助けアイテムとしても活躍します。
カジュアルなお出かけ用として、紬、小紋のお着物に合わせて羽織を着ることでコーディネートが完成するイメージ。
室内で脱がなくても、失礼に当たることはありません。
羽織の特徴
- 帯が見えるデザイン
- 着脱がしやすく軽やか
- 室内でもそのまま着用できる
道行とは?

道行は、洋服でいうコート。
外出時の防寒やフォーマルな場面で着ることが多く、室内では脱ぐのが基本です
厳密に言うと、訪問したオタクの玄関に入る前に、道行を脱ぐのが作法です。
きちんと感を演出でき、フォーマルまで対応。
紬から訪問着までOKなオールマイティーなアウターとなります。
道行の特徴
- 四角い衿の形が特徴的
- フォーマルな場面にも対応
- コートとして防寒に優れている
羽織と道行の違いを簡単にまとめる
種類 着る場面 帯の見え方 室内着用 印象 羽織 カジュアル〜セミフォーマル 見える 可 軽やか・華やか 道行 カジュアル~フォーマル・防寒用 見えない 不可 上品・きちんと感
まとめ
羽織と道行は、見た目が似ていますが役割が違います。
羽織はおしゃれに、道行はフォーマルに。
シーンに合わせて選ぶと、着姿がぐっと洗練されます。
当店では、トールサイズの羽織・道行を多数取り揃えています。
▶ トールサイズのあったか冬支度/羽織・コート一覧はこちら
